【書評】あり方で生きる
今までの自己啓発本やコミュニケーション本の総決算みたいな本。
ただ、とてもわかり易く、確実に手元に置いて定期的に読み返すべき一冊。
やー、読み終わって言えることは、「心が痛い」(笑)
最近思うように進まなかったプロジェクトやら、軋轢が生まれたメンバーとのやり取りとかを思い出して、とても苦しくなる(笑)本の内容自体は総括の通り、色々なエッセンスが含まれた、「この本に書いてあることをしっかり理解して実践できたら、もうほぼ困らないんじゃないか」っていうような本なんだけど、その時の自分の状況にピンポイントでしっかり指してくる項目が5つくらいあって、やっぱり自分のあり方を見つめ直させるような内容が含まれている。誰がどのタイミングで読んでもそれなりに頷けることがたくさんある本だと思う。
基本的にはとても有用で、購入推奨
作者の大久保さんの今までの人生のエッセンスを凝縮して披露してくれている本です。
今の筆者(実は37歳)の年代には、とても有用だと思うし、この本をみんな読んで実践したら世界は平和になるし業務効率は上がるし業績も上がるんだろうなぁ、という本(笑)読み返してみると、あたりまえのことや、皆自分ができていると思っていることが、如何に出来ていなくて、わかっていない人が多いのかというのを痛感させられる本。主観的には買う価値があると読み始めて10ページくらいで思った(笑)
いくつか「今」刺さったことを紹介
ちょっとだけ、本の内容を引用しながら中身のご紹介。
真心と常識で判断する
とある役所の人たちに、自分たち普段がやっている資料作りや会議が、世間の役に立っているか、つながっているか、を判断してもらうときに「真心と常識」という尺度を使う提案をしている頁。たとえば、価値のあるなしの判断に「上司が始めたから価値がある」というのは真心に反する、という考え方。本来的に必要なものを、「真心」で判断する、というやってそうで出来ていないことにフォーカスしている、ハッとさせられた頁。
求めていることは、求められていること
「組織を良くしてほしい」とオーダーされて部課長それぞれ10人を集めてそれぞれに分けてディスカッションしてもらい、それを最後に引き合わせたら、各々が言っていたことはほぼ同じだった、ということ。これは他の本や人の話ににはあまりなかったことで、だけどハッとさせられた。たしかに、結構自分がやってほしい、もしくは他の人の期待役割だと思っていることは、自分にもそう思われてるかもしれないな、と襟を正した。
などなど、今までにあったことや新しいことなど、たくさんのエッセンスが記述されている本でした。
・・・ちなみに、この記載に関してはms-gkの文章で書いているので、気になった人はちゃんと買って正しい文章を読んでね!(笑)
読む人の状況とかレベルによって得るものが違う
あえて難点を挙げるなら、結構下敷きにいろんなことを吸収していない人には刺さりにくいかもしれない、ということかな・・・?「あれは、あの知識が下敷きだ」「これはあの人も言ってたな」とかそういうのがないので一見だけすると信じられないような「真理」に近いことが書いてある気がする(主観)今だからわかることっていうのが多い気がしたけど、逆もまた然りだけら結局読んでおいていい、ってことになりますが←
たぶん、読むタイミングによっても主に得ることが変わるんじゃないかなぁ。
総評(5点満点)
「あり方で生きる」
満足度:4.5
コスパ:3.5
役に立つ度:5
ではでは、また他の書評やらワークで!
ms-gkでした!
ciao!